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ヘッドレスコマースとは?従来型ECとの違いやそのメリットを紹介

■目次

・ヘッドレスコマースとは?

・従来型ECとヘッドレスコマースの違い

・ヘッドレスコマースのメリット

– 自由度の高いフロントのデザインができる

– エンジニアがフロントの開発に専念できる

・ヘッドレスコマースのデメリット・課題

・ヘッドレスコマースがおすすめな企業

・ECサイトのUI向上と共に高速な配信を

ヘッドレスコマースとは?

 

ECサイトの構成ではユーザーの目に触れるフロントと、ユーザーから見えないバックエンドがあります。ヘッドレスコマースとは、ECサイトのフロントを頭(ヘッド)に見立て、サイトのフロントサイドとバックエンドを切り離して構築するという考え方です。ECサイトではフロントとバックエンドは、それぞれ以下のような役割を持ちます。

 

・フロント(UI、ユーザーインターフェース)…ユーザーが閲覧したり、操作したりする部分

・バックエンド…ユーザーが注文した後の決済処理やデータ処理、在庫管理、配送

 

ヘッドレスコマースは海外で広まりつつあり、今後日本でも普及するのではないかと言われているECサイト構成です。

 

従来型ECとヘッドレスコマースの違い

 

従来型のECサイトとヘッドレスコマースの違いは以下のような点です。

 

・従来型のECサイト…フロントとバックエンドが一体化したシステム(モノリシック、一枚岩と呼ばれる)

・ヘッドレスコマース…フロントとバックエンドが分離しているシステム

 

フロントとバックエンドが分離しているため、ヘッドレスコマースを実現するには、フロントとバックエンドを繋ぐAPIの存在が不可欠です。APIとはアプリケーション・プログラミング・インターフェースのことです。インターフェースとは、何かと何かを繋ぐものを指します。APIとはアプリケーションやソフト、プログラミングを繋ぐインターフェースです。

APIを使ってフロントとバックエンドを連携させて、リアルタイムに必要な情報を渡せるようなシステムを作ります。

 

ヘッドレスコマースのメリット

ヘッドレスコマースには次のようなメリットがあります。

 

自由度の高いフロントのデザインができる

 

ユーザーの目に触れるフロントは、ショップのイメージを左右します。どうすればユーザーにアピールできるのかを考え、流行や新たな販売経路を取り入れてコンテンツを配信することが重要になります。

 

しかし、従来型のECサイトではフロントとバックエンドが一体化しているので、フロントのデザインを変更するためにはバックエンドの再構築も必要になります。時間がかかるため、柔軟でスピーディな対応は難しいです。

 

ヘッドレスコマースでは、フロントを変更してもバックエンドに大きな影響はありません。自由度が高いため、ユーザー目線のフロントのデザインに対応可能です。

 

また、複数のフロント(チャネル)に対し、バックエンドは共通のものを使用できます。従来であればチャネルごとにバックエンドを作って対応させていました。ヘッドレスコマースなら1度バックエンドを開発すれば、チャネルごとへの対応はフロントの開発だけで良いので、より多くのチャネルに対応しやすくなります。

 

エンジニアがフロントの開発に専念できる

 

従来型のECサイトではフロントを再開発する際に、以下のようなバックエンドにも留意して保守開発をする必要がありました。

 

・決済機能

・配送情報

・顧客情報

・サーバー管理

・セキュリティ

 

特に、セキュリティやサーバー管理を疎かにした開発はユーザーの信用を失うリスクが高いです。しかし、大規模な開発には時間もお金もかかるので、予算や人的リソースなどの準備体制が整わなければフロントの変更が難しいです。

 

ヘッドレスコマースなら、バックエンドへの影響を気にすることなくフロントの開発ができます。事前にフロントとバックエンドの開発チームに分けておくことで、それぞれがそれぞれの開発に専念でき、売り上げアップのためのサイト作りが可能です。

 

ヘッドレスコマースのデメリット・課題

 

ヘッドレスコマースでは、フロントとバックオフィスのシステムが別になっているため、開発もそれぞれで考えていく必要があります。

 

システムはそれぞれで開発しますが、フロントとバックエンドの連携は不可欠です。そのため、APIでスムーズに連携ができるかという「APIファースト」の考えを持ち、開発を進めます。

 

同時に、API関連などの高い専門知識と開発技術が必要になります。開発工数も多くなるため、開発費や時間の投資がかかることを理解して導入を検討することが重要です。

 

ヘッドレスコマースがおすすめな企業

 

次のような企業はヘッドレスコマースがおすすめです。確認してみましょう。

 

・ITインフラが確立しており、新しいツールを導入するのが大変。システムの複雑化につながる

・競合企業と比べ、流行しているチャネルに対応するのが遅い

・ユーザーの目に触れるストアページの読み込みに時間がかかっている

・ストアフロントのデザインが思うようにカスタムできず、顧客目線のページが実現しない

・もっとさまざまな形態のフロントに対応したい

 

ITインフラが確立している企業では、新しいツールをプラットフォーム化するのが大変で時間がかかるという企業もあります。そのため、競合企業に比べ新しいツールやチャネルへの対応が遅いです。

 

ユーザーが商品に興味を持ってストアページを開いても、読み込みに時間がかかり過ぎると、読み込み完了前にページから離れてしまうこともあります。また、ストアのユーザーインターフェースが顧客目線でカスタマイズできないと、ユーザーが買い物をしにくいサイトになる可能性も高いです。販売機会の損失につながります。

 

販路を広げるために多くのチャネルに対応したいと考えている場合は、ヘッドレスコマースにして、1つのバックエンドと複数のフロントの開発をすると対応しやすいでしょう。

 

 

ECサイトのUI向上と共に高速な配信を

 

ヘッドレスコマースとは、従来型のECサイトとは違ってユーザーの目に触れるフロントと、決済処理や顧客情報管理などを行うバックエンドを別々に構成するという考え方です。従来のフロントとバックエンドが一体化したECサイトとは違い、自由度の高いデザインに対応できたり、エンジニアがフロントの開発に専念できるというメリットがあります。

 

しかし、フロントとエンドサイドの連携はAPIというインターフェースを使って行うので、専門知識や高度な技術が必要になったり、フロントとエンドサイドをそれぞれ開発する必要が出てくるというデメリットもあります。

 

現在のECサイトがユーザーにとって使いにくいものであったり、競合他社と比べてスピードに欠け販売機会の損失に繋がっていると感じる方もいると思います。その課題を改善するには、ECサイトのユーザーインターフェースを向上させ、ユーザーがストレスなくサイトを閲覧できるウェブサイトの高速化に力を入れることが重要です。

 

 

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Layer0 by Limelightではヘッドレスコマース対応のWebサイトにおいて、高速なウェブサイトの実現を可能にします。複雑なページの読み込みに3〜6秒かかっていたウェブサイトが、Layer0 導入後にはページの読み込みが70〜90%速くなり、わずか数百ミリ秒で完了します。また、Layer0 の技術により開発者のワークフローは効率化され従来の2倍のスピードでアプリケーションをリリースでき、そのウェブアプリケーションを世界最大級のネットワークのエッジから1秒未満で安全に配信できることができます。

 

また、サーバーへの影響を軽減しながらトラフィックを管理し、オンラインでの売上を拡大することができ、Layer0 を実際採用したお客様のウェブサイトでは、オーガニック検索トラフィックが30%増加し、直帰率が40%減少し、コンバージョン率が17%向上しています。

 

そして、これまでは静的なウェブサイトでしか利用できなかったJamstackアーキテクチャによる開発者の生産性、セキュリティ、パフォーマンスなどが、Jamstackのサポートにより大規模で動的なウェブサイトでも利用できるようになりました。

 

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