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市場レポート: 新型コロナウイルス 感染拡大によるオンラインビデオ視聴 コンテンツの変化【日本】 – 2020年

世界はもう、元には戻らない

 

世界的な新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、この数ヶ月間であらゆる種類のオンラインビデオの利用および消費行動に劇的な変化が起こりました。オンラインビデオの使用は、個人間だけでなく、ビジネス分野でもますます普及しています。
世界最大規模のプライベート・ネットワーク経由で配信されるコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)を提供するライムライト・ネットワークスは、世界10の国と地域(日本、フランス、ドイツ、インド、イタリア、スカンジナビア、シンガポール、韓国、英国、および米国)の、毎日1時間以上オンラインビデオを視聴する5,000人の消費者(18歳以上:各国約500人)を対象に2020年5月上旬にアンケート調査を実施し、その結果を「市場レポート: 新型コロナウイルス感染拡大によるオンラインビデオ視聴コンテンツの変化【日本】 – 2020年」としてまとめました。この調査では、主にコミュニケーションとエンターテインメントを中心とした消費者中心の行動と、多くの人々のリモートワークへの急速な移行によってもたらされたビジネスへの影響の両方について、詳しく調べています。
本ドキュメントは、その中からグローバルの傾向と日本の特徴を抽出してまとめたものです。

 

 

主な調査結果

 

COVID-19の感染拡大は、オンラインビデオの利用範囲を映画やスポーツ配信から人々の日常やビジネス活動にまで拡大させました。人々は他の人々とつながり重要な情報を得るために、オンラインビデオを活用するようになっています。
この変化は世界中で起きていますが、特に日本では、これまで導入が進んでこなかったリモートワークへの急速なシフトをはじめ、急激な変化が起きています。

 

 

オンラインビデオの視聴時間は全世界で4倍、日本では5.7倍に急増

 

ライムライトが2019年12月に公開した「オンラインビデオの状況に関する調査 – 2019年」では、オンラインビデオの視聴時間の平均はグローバルで「6.8時間/週(=0.97時間/日)」でしたが、今回の調査では4.05時間/日となり、実に4倍に急増しました。日本は元々視聴時間が短く、4.8時間/週(=0.67時間/日)でしたが、今回の調査では3.9時間/日と世界平均に近づいており、半年前と比べて5.7倍増という、驚くべき結果となりました。

 

図1:あなたは一日のうち何時間をオンラインビデオの視聴/利用に使っていますか?

 

 

日本ではリモートワークが急速に普及

 

グローバルの調査対象者の約33%が、初めてリモートワークを経験したと回答しています。日本はこの割合が突出して高く、全体の半数近く(48%)になっています。これは、全世界で最も高い割合です。

 

図2:COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大後、あなたの雇用主はリモートワークを指示しましたか? それは初めてのことですか?

 

 

全体の80%以上が「ビデオによって仕事や学習を効率化できた」と回答

 

グローバルでは81%、日本では93%の人が、オンラインビデオの効果を肯定的にとらえています。日本では「ビデオのおかげでより効率的に仕事ができる」という回答が突出しており、高い効果を実感している人が多いことが伺えます。

 

図3:家で仕事や学習をする際に、ビデオはどのように役立ちましたか?

 

 

全体の70%が最新情報をオンラインで取得

 

グローバルでも日本でも、70%前後の人が最新のニュースをオンラインで視聴していました。最新情報をビデオストリーミングで収集する習慣が根付いていることがわかります。

 

図4:COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大後、最新の情報を得るためにストリーミングビデオサイトを利用しましたか?

 

 

仕事以外でのビデオの利用も拡大

 

グローバルの79%、日本の85%の回答者が、仕事、学校、趣味などの日々の活動の半分以上をオンラインビデオで行う事ができていると回答しました。

 

図5:オンラインビデオは日々の活動に役立っていますか?

 

 

全体の67%がオンラインフィットネスの利用に前向き

 

スポーツジムが閉鎖されたため、日本の全体の67%がオンラインフィットネスに参加したか、参加する予定です。

場所や時間の制約がなく、自宅でできるため、今後もこの傾向は続くものと予想されます。

 

図6:オンラインフィットネスまたはバーチャルワークアウトにこれまでに参加した/あるいは今後半年以内にする予定はありますか?

 

 

ビデオを使った教育は今後も拡大する

 

グローバルの83%、日本の76%の回答者が、今後オンラインビデオを使った教育コースを受ける人が増加するだろうと答えています。教育の内容では語学が最も多く、グローバルで26.7%、日本では34%でした。続いて個人の能力開発(グローバル:24.3%、日本31.4%)で、日本ではこの2つで全体の2/3を占めています。

 

図7:COVID-19(新型コロナウイルス)後、オンラインビデオを使った教育を受ける人は増えると思いますか?

 

 

結論と提言

 

この調査結果からわかったのは、世界はもはや新型コロナウイルスの感染拡大以前の状況には戻らない、ということです。多くのユーザーは、パンデミックが収まった後でも、日常の活動にオンラインビデオを使い続けるだろうと考えています。ビジネス面では、多くの人が初めてリモートワークを経験し、ビジネス会議や同僚とのコラボレーションにオンラインビデオが役立つことを発見しました。また、学習や趣味など、エンターテインメント以外の分野においてもオンラインビデオを活用し、多くの活動が可能であることに気づきました。

パンデミック後の「ニューノーマル」では、多くのビジネスがリモートワークを取り入れ、より柔軟な体制に移行するでしょう。コンテンツを配信する立場の企業は、デバイスや場所に関係なくエンゲージメントを最大化できるような視聴体験をエンドユーザーに提供するために、以下の提言を検討する必要があると考えられます。

 

オンラインビデオに対する需要急増への対処

 

オンラインビデオの視聴時間は、半年前と比べて急増しました。エンドユーザーは、ビデオをどこでどのように視聴するかに関係なく、優れたパフォーマンスと視聴体験を期待しています。配信容量を拡大して、今後さらに増加すると考えられる要求を適切に処理する必要があります。CDNを効果的に利用して、多くの異なるデバイスに適した形式でビデオを自動的にパッケージ化することにより、HLS、MPEG-DASH、MSSなどのさまざまなストリーミングメディア形式に対応するためのワークフローが簡素化されます。

 

高品質のモバイル視聴体験を確保

 

今後コンテンツ配信者は、モバイルでの視聴への対応に重点を置く必要があります。しかし、モバイル接続は帯域幅と遅延の影響を受けることが多く、再生中にネットワークの状態が変化するとビデオが再バッファリングされ視聴体験を損なうことがあります。コンテンツ配信者は、配信状況をリアルタイムに監視および最適化できるCDNを使用することにより、これらの課題を克服できます。ユーザーは再バッファリングを最小限に抑えながら、高品質のビデオを視聴することができます。

 

リアルタイムライブストリーミングへの対応

 

eSportsやビデオゲーム、オンラインオークションなどへの関心は高まっており、多くのスポーツイベントが中止になった中でも、ライブストリーミングの需要は増えています。今後スポーツイベントが再開されれば、観客の不足を補う有力な手段となるでしょう。遅延を1秒未満に抑えるソリューションを採用することで、スポーツイベントの視聴体験を高めることができます。また、ライブデータをビデオと統合してインタラクティブなオンライン体験を実現することで、新たな視聴体験を提供できます。

 

 

LIMELIGHT NETWORKSについて

 

ライムライト・ネットワークスは、最高品質のオンラインビデオエクスペリエンスとエッジ対応のワークフローを提供します。ライムライトのエッジサービスプラットフォームにより、世界中のどこからでも知識、情報、エンターテイメントに簡単にアクセスできるようになり、リアルタイムで対話型の魅力的な次世代型コンテンツを実現できます。
詳細については、www.limelightnetworks.jp をご覧ください。