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モバイルでのビデオ視聴を最適化するために – 2020年版:

高品質の視聴体験を提供するためのビデオ配信と分析テクノロジーの活用方法

はじめに

 

モバイルデバイスでビデオを視聴することは、かつては目新しいことでしたが、今では移動中でもコンテンツに自由にアクセスできることがビデオ市場を牽引する大きな力となっています。今では、コンテンツの配信事業者はモバイルの視聴者から従来のテレビ放送と同じレベルの品質と体験を期待され、サービスの品質向上に継続的に取り組むことが求められています。

しかし幸いなことに、今日ではコンテンツの配信事業者は、モバイル向けのビデオの視聴体験を高め、ユーザーとのエンゲージメントを強化し、収益を最大化するためのツールやQoS及びQoEの測定基準(メトリクス)を管理・監視するプラットフォームを利用することが可能になっています。

 

モバイル視聴の拡大

 

ライムライト・ネットワークスが2019年末に発表した「オンラインビデオの状況に関する調査 – 2019年」によると、世界の視聴者がオンライン動画を見るために最もよく使うデバイスはスマートフォンであり、次にPC、スマートTVやネット接続デバイス、タブレットが続いています。2018年にはPCがスマートフォンを上回っていましたが、2019年の調査で順位が逆転しました。

 

図1:オンラインビデオの視聴にどのデバイスを最もよく使いますか? (0-4で回答)

 

モバイルデバイスを使ったビデオ視聴が広がるにつれ、ユーザーのこれらのデバイスでのコンテンツの視聴方法も変化し、移動中でも手軽かつ大量に楽しめるビデオに対する需要が高まっています。最近の例としては、Tik-TokやQuibiなどのショートフォーマットのビデオに特化したアプリの成功が挙げられます。

コンテンツプロバイダは、ビデオコンテンツをモバイルデバイス用に適合させることでこれに対応していますが、視聴者に最高の視聴体験を提供するためには、それだけで十分でしょうか。コンテンツプロバイダと配信事業者は、コンテンツを正しいフォーマットで迅速に配信するだけでなく、変動的なモバイル環境も考慮する必要があります:モバイルユーザーが使う通信ネットワークは、テレビやPCなどの自宅のデバイスよりも帯域幅が不確実で変動が大きいのです。

この課題への答えは、モバイルデバイス向け配信への包括的な取り組みにあります。モバイル向けビデオの可能な限り最高の視聴体験を提供するためには、適切な配信アーキテクチャと、実際のエンドデバイス上での視聴体験データを取得して、測定できるプラットフォームとを組み合わせて使用する必要があります。コンテンツプロバイダは、エンドツーエンドの視聴体験を理解することによってのみ、モバイルでのビデオ視聴を最適化することができるのです。

 

 

モバイルへのビデオ配信

 

現在、ほぼすべてのモバイルデバイスがオンラインビデオを再生することが可能です。しかしこれらのデバイスでビデオを視聴するためには、配信側が画面サイズやパッケージング(HLS、DASHなど)などの特定のデバイス要件を満たすビデオを用意しておく必要があります。そのためには、ビデオを事前にさまざまなデバイス向けに変換しておく方法、またはエンコーダから配信する際に複数のストリームで配信する方法が考えられますが、これらは通常ストレージコストを増大させ、コンテンツ公開に至るまでのワークフローを複雑にします。さらに、ビデオ配信の際のコンテンツの取得までの遅延時間を減らし、最高の視聴体験を提供するためには、地理的に分散させてエンドユーザーの近くに接続ポイントを配備するインフラが必要になります。

現実的な問題として、グローバルに配信可能な拡張性を持った独自のサービスを構築できるコンテンツ配信事業者は、世界にそれほど多くはありません。その代替手段として、クラウドベースのリソースを保有し、高品質なオンラインビデオコンテンツの配信を専門とするプロバイダのサービスを活用し、次の図のようなビデオ配信ワークフローを構築することです。

 

図2:ライブおよびオンデマンドのビデオワークフローの例

 

次頁の図(3、4)は、ライブまたはオンデマンドのビデオワークフローの主要な部分を示しており、すべての機能が統合されると、エンドツーエンドのソリューションとなります。重要な点は、メディア企業がワークフローのどの部分をクラウドベースの機能としてアウトソーシングし、どの部分を自社で処理するかを選択できるところです。大規模なビデオパブリッシャーには専門知識があるため、社内でトランスコーディング、トランスマックス、コンテンツのパッケージングまで行うのが一般的ですが、一方で小規模な組織やスタートアップのビデオサービス事業者は、クラウドベースのワークフロー全体をアウトソースする傾向があり、優れた視聴体験を提供しながら、主に新規の素晴らしいコンテンツの創作や調達に重点を置いています。

 

図3:ライブビデオのフォーマット変換

 

図4:ビデオオンデマンド(VOD)のフォーマット変換

 

しかし、効率的なワークフローを実現できたとしても、視聴者に高品質の視聴体験を保証できるわけではありません。実際のエンドユーザーの視聴体験を測定しない限り、その視聴体験が優れているのか、平均的なのか、あるいは単に劣っているのかを判断することは、ほぼ不可能です。そこで、リアルタイムのエンドデバイス分析ソリューションが必要になります。

 


CDNは一社で十分でしょうか?

 

可能な限り最高の視聴体験を提供するためには、単一のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を利用するだけでは不十分な場合があります。マルチCDNを採用したモデルでは、スループット、ファーストバイト(配信開始)までの時間、平均ビットレートなどのさまざまな指標を用いて複数のCDNをリアルタイムに比較し、予め指定した値とパフォーマンスに基づいて最適なCDNにトラフィックを切り替えることが可能です。これにより、その時点で最良のパフォーマンスを発揮するCDNが選択され、停止や障害などの事態が発生した場合でも配信が中断されることはありません。


 

CDNのチューニングと収益化のためのリアルタイムビデオインテリジェンス

 

5,000人を超える視聴者を対象としたライムライト・ネットワークスの「オンラインビデオの状況に関する調査 -2019年」では、複数の点で視聴者がオンラインビデオに不満を感じていることがわかりました:画質の低さ、ビデオのバッファリング、長すぎる再生開始までの時間、自分のデバイスの非対応などです。特に、世界中のモバイル視聴ユーザーにとって、これらすべての問題の中でリバッファリングによる再生の中断が、最も苛立たしい要素として報告されています。

 

図5:ビデオをオンラインで見るときに最も苛立たしい点は何ですか?

 

これは、NPAWのH2 Streaming Report 2019のデータによっても裏付けられており、再生時の問題発生とユーザーのコンテンツ視聴行動との直接的な相関関係が明らかになりました。セッション中に視聴者が経験するリバッファリングの回数が多いほど、視聴者がビデオの視聴を途中で放棄する可能性が高くなります。

 

図6:リバッファリングが最後までの視聴完了率に与える影響

 

ネットワークオペレーションセンター(NOC)にとって、ビデオコンテンツの配信状況をリアルタイムに測定し、ビデオの再生品質にあらゆる劣化が起こる前に予防措置を講じるための方法はいくつか考えられます。モバイルでのビデオ視聴をリアルタイムに測定し、ライブおよびVODコンテンツにおけるビデオ開始前の離脱(EBVS)、ビデオの最初のフレームの再生までの時間(ジョインタイム)、リバッファリング率、中断、再生された時間、ビットレートなどの指標に関するデータを比較することで、モバイルデバイスでの視聴体験を最適化するためのインサイトを得ることができます。この分析データから導き出されるインサイトによって、コンテンツの配信インフラが最適なビデオ配信のために整っているかどうかを確認することが重要です。

NPAW(NicePeopleAtWork)は、2008年からオンラインメディア業界にサービスを提供しているビデオインテリジェンスカンパニーです。NPAWの主力ソリューションであるYOUBORAは、世界中のオンラインビデオ視聴ユーザーからのデータを収集し、そのサービスを利用している顧客企業が最適なオンラインビデオの視聴体験を提供できるよう支援しています。このデータは、オンラインのライブビデオやVODコンテンツの視聴行動に関して、すぐに実行に移せる対応策への考察力を与えます。

以下のセクションでは、ライブコンテンツとVODコンテンツの間で再生時間がどのように異なるのか、そしてリバッファリング、EBVS、およびその他の品質と視聴者の測定値がユーザーとのエンゲージメントにいかに影響を及ぼすのかを解説します。これらの指標(メトリクス)がもたらす考察力により、視聴者の視聴体験品質(QoE)を改善することで、コンテンツの配信事業者は効率化を推し進め、収益を上げていくために役立てることができます。またエンドデバイスのOS間の差異についても調査すると、iOSとAndroid向けのモバイル用ビデオストリーミングアプリケーションの開発時の特性についても説明がつくことでしょう。iOSプラットフォームでは、ハードウェアデバイス、画面サイズ、OSバージョンの種類の数は限られているのに対し、Androidプラットフォームでは、さまざまな画面サイズと多様なハードウェアオプションを持つ多数のデバイスに対応しなければならないため、ビデオ再生処理の管理と最適化に新たな課題を生み出しています。

 

パフォーマンスの測定

 

ビデオ開始前の離脱(EBVS:EXIT BEFORE VIDEO STARTS)

ビデオの再生ボタンを押してからコンテンツの最初の1フレームが再生されるまでの時間(ジョインタイム)が長くなりすぎると、再生が始まる前にユーザーが視聴を諦めて放棄してしまうことにつながります。特にショートフォーマットのビデオではこの傾向が顕著で、これはビデオ開始前の離脱(EBVS)と呼ばれます。ただし、この傾向はコンテンツのフォーマットの違いによっても異なります。NPAWが収集したデータによると、VODコンテンツの視聴者がビデオ開始前に再生を終了させることは若干少なく、EBVS率はライブコンテンツよりも3%程度低くなります。

VODコンテンツのデータをOSでフィルタリングすると、iOSユーザーはAndroidユーザーよりもEBVS率が13%ほど低いことがわかります。一方ライブコンテンツの場合、iOSユーザーのEBVS率はAndroidユーザーと比較して51%高くなります。このデータはコンテンツプロバイダが無視できないレベルのiOSユーザーとAndroidユーザーの違いを表しています。

 

ジョインタイム(JOIN TIME:再生開始までの時間)

ジョインタイムとは、再生ボタンを押してからビデオの最初のフレームが再生開始されるまでにかかる時間を指します。これはストリーミングビデオが視聴者に与える「第一印象」であり、このジョインタイムを可能な限り最小限に抑えることは非常に重要です。この時間は当然同時視聴者数によってその日やその週の中でも変動しますが、NPAWのデータによると、モバイルデバイスでのライブイベントにおける平均的なジョインタイムの値は、VODのそれよりも50%小さいことを示しています。そうであっても、モバイルデバイスにおけるジョインタイムの値は、他のデバイスでの再生時よりもはるかに高いことには注意しておくべきでしょう。

またOS別に掘り下げてみると、iOSユーザーはVODの再生開始ではAndroidユーザーよりも短いジョインタイムを経験し、ライブイベントにはiOSユーザーはAndroidユーザーより約73%速くつながります。

 

バッファ率(BUFFER RATIO)

バッファ率は、視聴体験の品質を左右するもうひとつの重要な要素です。この指標は、あるコンテンツの全体の再生時間のうち、まだダウンロードされていないビデオセグメントをプレイヤーが待っている時間の占める割合を表しています。再生中にビデオセグメントが読み込まれるのを待つことはリバッファリングとも呼ばれ、再生が始まらずに歯車のような表示がクルクル回転している状態をいいます。全体として、モバイルでのリバッファリングに関しては、ライブコンテンツとオンデマンドコンテンツの間に大きな違いはありません。

リバッファリングはビデオ視聴の離脱につながるため、コンテンツプロバイダにとってはその発生を最小限に抑えることが優先事項です。以下に示したライムライトの「オンラインビデオの状況に関する調査 – 2019年」のデータは、2回以上リバッファリングが起きた場合の高い離脱率を示しています。多くの視聴者は1回のリバッファリングでは視聴をやめませんが、2回目以降は66.3%の視聴者が視聴を放棄しています。また2018年のNPAWのデータでは、セッション中のバッファ率が高ければ高いほどセッションの継続時間が短くなり、特にバッファ率が0.4%を超えるとセッション時間がさらに短くなることを示しています。

 

図7:リバッファリングが何回起こると、視聴をやめますか?

 

視聴の中断(INTERRUPTION)

コンテンツが全て一通りスムーズに再生されているかどうかは、ユーザーが経験する中断の平均量を秒単位で測定することにより判断できます。ライブの視聴者が経験する中断率はVODの視聴者よりも平均して約9%少なく、Androidユーザーは、iOSユーザーよりも164%多く中断を経験します。

 

再生時間(PLAYTIME)

再生時間は、連続したビデオ視聴セッションの継続時間と定義しています。データからは、スマートフォンでの視聴時間が大画面のデバイスよりも短い傾向にあることがわかります。VODからライブまでを含むスマートフォンでの全ての再生の59%で、平均再生時間は2分未満です。VODの視聴者はライブの視聴者よりも平均して8%長く選んだコンテンツに留まり、OS別の内訳では、AndroidユーザーはiOSユーザーよりも長い時間コンテンツを視聴しています。全体的に見て、iOSユーザーはライブコンテンツの視聴時間がAndroidユーザーより12%少なく、VODコンテンツは3%だけ長く視聴しています。

 

ビットレート(BITRATE)

ビットレートとは、サーバーからユーザーに配信される1秒あたりのストリーミングのデータ量のことです。モバイルデバイスは通常、他のデバイスよりも全体的なビットレートが低くなります。これは、テレビなどのデバイスが持つ大型のディスプレイとは対照的に、携帯電話やタブレットの画面サイズが小さいためです。NPAWのデータは、モバイルデバイスではライブコンテンツの平均ビットレートがVODよりも10%高いことを示しています。ビットレートに影響を与える別の変数として、ビデオの解像度があります。モバイルキャリアのデータネットワークを介してストリーミング視聴しているユーザーは、多くの場合ストリーミングできるデータの量に制限があるため、コンテンツ配信事業者はビデオ配信を最適化して、コンテンツを低いビットレートでモバイルデバイスにストリーミングし、データ量を最小限に抑えながらエンドユーザーに高い視聴体験を提供しています。

出典:2019年第4四半期のNPAW顧客からの集計データ。

 

 

実際のユーザーデータにより視聴体験を理解する

 

どの指標が重要であるかは各コンテンツプロバイダによって違ってきますが、エンドユーザーにおけるサービスのエクスペリエンスとエンゲージメントを正しく理解するためには、ネットワークパフォーマンスを分析したデータと、ライムライト・ネットワークスやNPAWから入手できるような視聴率指標の両方が必要です。利用可能な指標の一部を以下に示します。

 

ライムライトからの指標:

• 特定の時間枠において最も人気のある(最も再生された)ビデオ(再生回数を含む)。
• ビデオの再生時間を含む、指定された期間内での詳細なメディア分析。
• チャンネルが表示された回数と時間を含む、包括的なチャンネルパフォーマンス指標。
• メディアが再生された回数や再生秒数など、包括的なメディアエンゲージメント指標。
• 国、地域、都市、または指定されたマーケティングエリアでメディアが再生された回数などの包括的な地理的指標。
• メディアの再生に使用されたオペレーティングシステム、ブラウザ、およびプラットフォーム(HTML5など)。
• 指定された期間内に特定の間隔で収集されたストレージと帯域幅の統計値。

 

NPAWのメトリクス:

YOUBORAは、ビデオセッション全体にわたる視聴者、品質、エンゲージメントを測定するための幅広いメトリクスを提供し、他に類のない多種多様なディメンションですべてをリアルタイムかつ細かい粒度でフィルタリングして考察する力を与えてくれます。
エンゲージメントメトリクス:視聴体験品質(QoE)の問題がユーザーの合計視聴時間に及ぼす影響の測定。
品質メトリクス:オンラインビデオサービスのパフォーマンスの測定。広告特有のメトリクスも提供。
視聴者&ユーザーメトリクス:高度なチャーン(解約)予測とライフタイムのメトリクスを含む、視聴者行動および視聴者とコンテンツの間の相互作用の測定。
エラーメトリクス:エラーがオンラインビデオサービスのプラットフォームにいつ、どのように、どの程度まで影響を与えるかの測定。
コンテンツメトリクス:視聴、再生完了率、消費の観点からみたコンテンツのパフォーマンスの測定。

• マルチディメンション(デバイス、GEO、コンテンツ、IP、ユーザーID、エラー)とネットワークディメンション(CDN、ISP、接続タイプ、その他)を組み合わせた無制限のフィルタリングが可能。粒度や精度を失うことなく、過去のデータを分析。
• フィルタ用の任意のディメンションを追加し、新たに作成したフィルタすべてでリアルタイムにデータを分割して1日から数か月までの遷移を可視化させて見ることが可能。
• フィルタリングは含む/または含まないの設定とグループ値をサポート。例:特定の国のグループを表示する際に特定のタイトルを除くかどうかを選択可能。
• 時間のディメンションを使用/または使用せずに、複数の方法でデータを可視化。選択したフィルタを用いてメトリクスをグラフ化したり、一時的なディメンションを無効にして指定した期間のKPIを取得することが可能。
• デバイスベンダー、モデル、タイプなど、リアルタイムにフィルタリング可能なデバイス固有の新しいディメンションを有効にすることで、メディアを視聴しているデバイスの詳細を確認。

 

 

モバイル配信のベストプラクティス

 

マルチデバイスサポート

コンテンツをあらゆるモバイルデバイスに配信することは、視聴者数を最大化するための必要条件です。オンラインビデオ業界は、徐々にいくつかの主要なフォーマットに移行しつつありますが、デバイスによっては、依然として異なるバージョンのコンテンツを必要とする場合があります。すべてのコンテンツを事前にエンコードしておくこともできますが、数回しか再生されないかもしれないフォーマットについて追加のエンコード/トランスコードのための時間や追加のストレージコストをかけることは、効率的ではありません。これを解決する方法は、リクエストを確認し、必要なフォーマットを識別し、ビデオをその場で自動的に変換して正しいフォーマットでユーザーに配信することであり、コンテンツの変換をリクエストされた時点で処理することができるクラウドサービスプロバイダを利用することで、それらを可能にします。

 

グローバルリーチ

モバイル化が進むにつれて、視聴者はスーパーでのレジ待ちの間、通勤中、休暇中などさまざまな場所でコンテンツを視聴するようになりました。しかし、配信の相手はモバイルユーザーだけではなく、潜在的な視聴者は世界中のどこにでも存在します。貴社のコンテンツが魅力的なものであれば、ユーザーは時間や場所を選ばず高品質のコンテンツを視聴できることを期待します。これらの期待に応えられない場合、ユーザーがサービスについて否定的なレビューを投稿してブランドに損害を与える可能性があります。ライムライト・ネットワークスのような主要なモバイルキャリアやISPとグローバルにピアリング接続しているCDNを導入することで、すべての視聴者にに一貫したエクスペリエンスを提供することが可能です。

 

スケーラビリティ

ビデオコンテンツは口コミで広まる場合があり、その場合、何万人ものユーザーが一斉にひとつのURLにアクセスしてきます。こういったリクエストの急増に対応するためには、スケーラビリティが重要です。膨大な負荷を処理できるだけの十分な帯域幅と十分な容量を備えた十分なサーバーが必要です。対応に失敗すると、バッファリングが発生し、ページやビデオの読み込みに失敗し、その他のパフォーマンスに関連した障害を引き起こす可能性が高まり、満足がいく視聴体験を提供できません。こういった問題を回避するためには、殺到する視聴者とリクエストの突然の増加に対応できる能力を備えた、強力なグローバルプレゼンスを持つCDNを導入するこをが推奨されるでしょう。

 

視聴体験品質(QOE:QUALITY OF EXPERIENCE)

QoE(視聴体験品質)は視聴者満足度を反映したものです。視聴者は今や、オンライン動画にテレビ放送レベルの品質と、プラットフォーム全体を通してのプレミアムな体験と安定性を望んでいます。またプラットフォーム内をスムーズに移動し、探しているコンテンツを簡単に見つけ出し、それらを視聴することを求めています。

高い視聴体験を提供するためには、可能な限り高いビットレートでコンテンツをエンコードし、高品質で安定した配信を行うためのキャパシティを確保する必要があります。そしてユーザーを維持するためには、視聴者の行動をよりよく理解し、視聴体験を最適化する必要があります。これがQoEに取り組む真の理由であり、モバイルでの視聴に重点を置くことは、コンテンツプロバイダーにとってこれまで以上に重要になっています。

世界の多くの地域では、堅牢なブロードバンドインフラは整備されておらず、モバイル接続は多くの場合、変化する帯域幅と遅延の影響を受けます。再生中にネットワークの状態が変化すると、ビデオがリバッファリングされる可能性があり、視聴体験を損なってしまいます。コンテンツプロバイダーは、さまざまな条件下でビデオ配信をリアルタイムかつ継続的に監視および最適化することのできるCDNビデオ配信サービスを使用することにより、これらの課題を解決できます。これにより、視聴者が最高の画質を享受しながら、視聴を放棄する原因となるリバッファリングを最小限に抑えることができます。

 

 

LIMELIGHT NETWORKSについて

ライムライト・ネットワークスは、最高品質のオンラインビデオエクスペリエンスとエッジ対応のワークフローを提供します。ライムライトのエッジサービスプラットフォームにより、世界中のどこからでも知識、情報、エンターテイメントに簡単にアクセスできるようになり、リアルタイムで対話型の魅力的な次世代型コンテンツを実現できます。

詳細については、www.limelightnetworks.jp をご覧ください。

 

NPAWについて

NPAW(NicePeopleAtWork)は、オンラインストリーミングサービスの成長を支援する大手のビデオインテリジェンスカンパニーです。NPAWは、パフォーマンスとユーザーエンゲージメントを最適化し収益を最大化するメディアエクスペリエンスを構築するための画期的でスケーラブルな分析ソリューションの開発において、10年におよぶ経験を持っています。NPAWは150か国以上のビデオ配信サービスに採用されており、世界中の年間1,000億回以上の再生を処理しています。

 

YOUBORAについて

NPAWの主力ソリューションであるYOUBORAは、OTT、放送局、通信事業者、メディアグループ向けに、オンラインビデオサービスのプラットフォームのパフォーマンス、視聴者の行動、広告やコンテンツの効率をリアルタイムに高度に可視化し、情報に基づくデータドリブンの意思決定をサポートします。